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妊婦さんが地下鉄に乗ると光る優先シート

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妊婦さんの存在をライト点滅で知らせる妊婦専用優先シートが登場

写真:釜山市報道資料より

 

韓国の地下鉄には妊婦さんのための優先席が配置されています。
 
この座席を利用する人は妊婦さんが前にいたら譲るのがマナーですが、妊娠初期で見た目には分からない妊婦さんの場合、なかなか譲ってもらえないことも多いのが現状です。
 
このような妊婦さんの悩みを解決すべく、釜山市では「ピンクライトキャンペーン」を実施。
 
ピンクライトキャンペーンとは、lot(事物インターネット)を活用した事例で、キーホルダー型の無線通信機(ビーコン)を所持した妊婦さんが地下鉄に乗ると、優先席に設置されたライトが点滅し、座っている人に妊婦さんの存在を教え、シートの譲歩を誘導するシステム。
 
釜山市では、このピンクライトキャンペーンを今年4月5日から、釜山―金海軽電鉄のすべての車両を対象に実施しており、今年11月までには釜山都市鉄道3号線全車両にも設置する計画とのこと。
また、利用に際して必要なビーコンも、25,000個が支給され、妊婦の方が便利に利用できるように配慮しています。
 
この画期的なキャンペーンは今、世界的に話題になっており、日本の東京メトロ関係者もベンチマーキングのために釜山市を訪問するなど、社会的な影響を与えています。
 
釜山市ではピンクライトキャンペーンを今後も他の交通手段や公共施設にも拡大していく計画とのこと。
 
キャンペーンが国を越えて世界的に導入され、暮らしやすい社会になっていくことが期待されます。

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