クリスマスツリーの様に光る蛍を見られるという「リバークルーズ」。しかもボートクルーズをしながら、ボルネオ島にしかいないと言われるテングザルやシルバーリーフモンキーなども見られるという。注意書きには「虫除け・雨具・帽子・双眼鏡」を用意とある。まずはサバ南部までバスで移動。そして、クリアス村到着後ボートに乗って出発し、川岸に沿って進んでいく。そして、暗くなってから蛍探検に行くという内容。
ボートが進むのは細い水路。護岸工事されていない川は美しくて、気持ちがいい。定員10名ほどの小さなボートに分乗して、何艘ものボートが数珠繋ぎに進む。しばらく進むと、川の本流へ。そこには水牛が群れて、水浴びをしている光景が広がるが、ツアーの目玉ではないので、ボートは止まらず。時折、橋が現れて、川べりで暮らす人々の生活も垣間見える。マングローブや椰子の生い茂る川は非常に美しい。ボートが止まり、テングザルの観察タイム。あちこちに何匹もいる。ちなみにワニは出現せず。マングローブの鼓動もテングザルの鼓動も耳にすることはできず、首と眼球を酷使して、ボートはスタート地点に戻る。所要時間約1時間45分の遊覧。夕飯の後に、クリスマスツリーのようにマングローブを灯す蛍を見られるはずだったが、雨のため中止。クリスマスツリー蛍が見られないのは、このツアーの魅力半減だが、自然のことゆえ、仕方がない。
ツアーといえど、自然相手なので予定変更もあり得る。タイミング良く、蛍まで見れれば、自然を大満喫できるものである。天候の良い日に参加してみてはいかが?