シンガポールが、他のどの都市よりも優れている点を一つ挙げろと言われれば、中心部の夜景の美しさ。人工都市とか人間味のない街等言われることもあるが、その中で作り上げられた夜景の美しさは素晴らしい。
夜景がきれいなのは、金融街のラッフル・プレイス(RafflesPlace)からマリーナ(Marina)地区、中心街のシティー・ホール(CityHall)にかけて。ゆっくり歩いて1時間くらいなので、夜はそれほど暑くない雨季なら、全部歩くのがおすすめ。ラッフル・プレイス近くのボート・キーからの夜景も綺麗なので、観光気分で飲むには最高の場所。マーライオンは「世界3大がっかり」とか言われますが、それはおそらく現在の位置に移転される前の話。マーライオン自体はまあまあだと思いますが、周りの景色と合わせればとてもいい雰囲気を醸し出している。この場所は昼もきれいですが、夜景も絶景。マーライオンからマリーナ対岸に見えるカジノの建設現場は、空中回廊で3つのビルがつながっている状態で、日を追うごとに姿を変えていて夜も綺麗。マーライオンからシティ・ホール方面に湾岸沿いに橋を渡ると、コンサートホール兼商業施設のエスプラネードが見える。その向こうは、マリーナの高級ホテル群だ。湾岸ではよくイベントが行われていて、これも見ごたえあり。エスプラネードから陸側に戻ると公園になっていて、欧州風の建築が並んでいる。手前が闇になっているが、ここはクリケット場。実際にプレーしているのは見たことがありませんが、中心部の一等地に立派なフィールドがあるのは、さすが旧英国領。ここから少し歩けば、もうシティ・ホールの駅。クリスマスシーズンは装飾が始まっていて、高級ショッピングセンターのラッフル・シティ前もきれいに飾られる。