ケアンズ観光でも一番の人気といえるのがこれ、土ぼたると夜行性動物探検ツアーだ。に参加しました。野生のカンガルーを見たり、かわいいワラビーに餌付けをしたりしたあと、世界遺産である熱帯雨林をめぐり、カモノハシを観察したあと、神秘的な光をはなつ土ボタルを鑑賞するボリュームたっぷりのハイライトツアーである。
土ぼたると夜行性動物探検ツアーは、市内のいくつかのホテルで参加者をピックアップし、山の方に入っていく。
まずバスから降りて見たのは、巨大蟻塚。高さは人の背丈以上。中の蟻を、ガイドさんが棒にくっつけて取り出して見せてくれた。
次に向かったのが、ロックワラビーの餌付け場所。このワラビーが、もうめちゃくちゃ可愛い。掌に餌をのせて、ワラビーの前に差し出すと、前足をちょこんとこちらの掌にかけて、餌を食べるのだ。「連れて帰りたい」という人がいるというのもうなずける。
さて、ロックワラビーの次は、野鳥の観察。湖にいって、湖畔の観察用小屋から、水辺に集まってくる鳥を観察する。
次の目的地では、動物ではなく、カーテンフィグツリーという、巨大な植物を見に行く。これは、宮崎駿の映画に出ていて、日本人には人気のスポット。
さあ、そして次は、待ちに待ったカモノハシ。細い川べりまで車で行き、車を降りて探す。ここは、カモノハシがよく観察されるポイントとのこと。水面は我々の立っている岸から数メートル下にあって、この付近に生息しているカモノハシが、息継ぎのたびに川面に姿を現すらしい。しかし、人の声や大きな音を聞くと、警戒して姿を現さないということで、静かに川沿いを移動しながら、探した。すると、果たして、カモノハシは姿を現した。最初遠くの方で水面に少しだけ、黒っぽいものが泳いでいくのが見え、その姿がすぐ見えなくなった。しばらくその辺りをみていると、少し離れたところで、また黒っぽいものが浮上してくる。それは、確かに遠目にも、カモノハシだった。割と小さい。間近でじっくりというわけにはいかないが、念願がかなった。
ここで食事と夜行性動物の観察をしたあと、星空観察。この日は、月明かりがとても明るく本が読めるくらいだった。ここで星座などを観察し、順番がやってきたので、土蛍を見に向かう。星空観察したところからは徒歩で、数分のところ。ちょっと低くなっている、小さな水の流れ(川?)のある所。対岸が、ちょっと高く、崖のようになっている、その崖の辺りにいるだそうで、とにかく、光がとても微弱なので、我々もかなり目を慣らす必要があった。じっと崖の方を見ていると、確かに何となく光りが点々とあるように見える。果たして何光っているのかも確かめられない。でも、これがとても珍しい土蛍なのだろう。因みに、この土蛍、撮影は禁止だった。以上でツアーは終わり。ケアンズ市内に帰ってくると、すっかり深夜。ホテルまで送ってもらって、ドライバー、ガイドさんとお別れした。このツアーのガイドさんというか、私が参加した他のドキドキツアーズのガイドさんも含めて、皆さんとても明るくて楽しい感じの人ばかりでとてもよかった。また、ロックワラビーに会いに行きたい。