ケアンズで見ることができる世界遺産は2つ。一つは「グレート・バリア・リーフ」、そして、もう一つが「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」である。クイーンズランドの湿潤熱帯地域は、グレートバリアリーフに沿った形で存在する熱帯雨林地域で、その範囲は大変広大で700以上の私有地を含めた国立公園や保護区からなっており、中には多数の動物たちが生息している。動物たちの中には絶命の危機に瀕したものもおり、その種の生存のためにも大変貴重な地域となっている。
今回はクイーンズランドの湿潤熱帯地域のツアーに参加した。高原列車に乗って山間の村、キュランダに行き、ロープウェイで帰ってくるというもの。ケアンズ駅とキュランダ駅を一日二往復だけ走っている観光列車にのり終点キュランダ駅へ。キュランダでは、45分間ほど自由行動。その後、昼食。そしてロープウェイで降りてくるのだ。キュランダ村はとても小さいが、45分ではすべて見学できない。熱帯の色鮮やかな蝶たちを飼育している蝶園「バタフライ・サンクチュアリ」を見学した。