リヨンのサンジャン教会の周りのリヨン歴史地区(世界遺産)旧市街には、トラブールと呼ばれる抜け道が多く残されている。その昔、絹織物で栄えたリヨンの町では、大切な絹を運ぶ際、雨にぬれないように運ぶための通路だったところ。建物と建物の間の1mくらいの通路。建物や中庭を抜けて反対側の道まで抜けている。元々は、織物業者が品物を雨に濡らさないために使っていたものだが、その後レジスタンスや、ユダヤ人もナチスの探索から逃れるためにここを使ったそうな。フランス語のガイドブックには、この番地までしっかり載っていた。