出発前の日本で、通貨を現金、トラベラーズチェックの両方に両替することが可能だ。イタリアの通貨もユーロなので、現金かトラベラーズチェックの選択が可能である。トラベラーズチェックの利点は、現金に比べてレートが若干ではあるが有利なこと。そして紛失や盗難時に再発行が可能な点が挙げられる。
アメリカでは、トラベラーズチェックをホテルでそのまま手数料なしで現金に換えることができ、また飲食店など様々なところで使用することができるが、イタリアはそうでもないようだ。ホテルでトラベラーズチェックを現金に換えようとしたら、ホテルでは対応できないとのこと。また、鉄道のチケットも現金かクレジットカードでしか払えないなど、トラベラーズチェックを使用する場面が限られている。
トラベラーズチェックの発行元であるAmericanExpress(アメックス)に電話して、ミラノ現地のオフィスがないか確認をしたところ、ミラノにはアメックスのオフィスがないので、銀行でしか両替ができないとのこと。ミラノ市内には結構多く支店がある「BancaPopolare」で250ユーロを現金に換えた場合の手数料は1.29ユーロで、手数料率は0.516%だった。駅などにある両替所では50ユーロで10ユーロ以上の手数料がかかることを考えると、銀行で現金に換えるほうが圧倒的に有利である。ただし、銀行は週末土日は営業していないので、滞在が週末に重なる場合にはは要注意だ。