「ディアーボロ・エ・アクアサンタ」はリアルト橋から徒歩3分ほどの場所に位置するが、裏道にあるため分かりにくいかもしれない。店名は「悪魔と聖水」という意味である。1998年にオープンして以来、地元の人にも愛される人気店だ。常にお客さんでにぎわっているので、予約をしていったほうが無難だろう。
店内は舟に関するさまざまな物が壁に掲示してあり、スタンド席や外にも席がある。ヴェネツィアはやはり魚がメインということで、タコとセロリのマリネ、鱈のマンテカート、イワシの酢漬けの前菜盛り合わせをオーダー。鱈のマンテカートが絶品だ。ヴェネト産の白ワインは、きりっとしていて魚料理にもピッタリだ。続いてビーゴリ・イン・サルサ(アンチョビと玉ねぎの太麺パスタ)を注文。これはヴェネツィアのレストランでは、どこにでもある超定番の伝統料理ということだ。あまり魚くさくなくて、非常においしい。そして、メインはイカ墨のパスタ。最後に、グラッパとティラミスで締め。
ゴンドリエーレも飲みにやって来る有名店。オーナーは親日家らしく、日本語のメニューもあって観光客でも安心だ。何度でも通いたくなる「ディアーボロ・エ・アクアサンタ」の味と雰囲気を、ぜひお試しあれ。