正確に言うと1回屋外には出るのだが、サン・ヴィターレ教会からつながっている「ガッラ・プラチーディアの廟」。サン・ヴィターレ教会同様、ここのモザイクもとても美しい。5世紀半ばにホノリウス帝の妹のガッラ・プラチーディアによって建立された。外観は簡素で、こじんまりとした造りである。しかし対称的に内部は、見事なモザイクが輝いている。色調のバランスに富んでいることでも有名な「ガッラ・プラチーディアの廟」。「良き羊飼いの図」や「水盤から水をのむ白い鳩の図」は絶妙な構図であり、思わず息を呑むほどだ。
また、丸天井は満点に輝く星を思わせ、外から差し込む光でさらにその神秘性を増す必見のものである。