明治時代の原設計に基づいて復元・再生された三菱一号館がある丸の内ブリックスクエア1階に店を構えるLECAFELABOUTIQUEdeJoelRobchon(ル・カフェ・ラ・ブティック・ドゥ・ジョエル・ロブション)。 ロブションのイメージカラーである赤と黒を基調にした店内ではパンやケーキの販売だけでなく、セルフサービスのカフェが併設され、ケーキやガレット(クレープ)などを食べることができる。 時間帯によりドリンクとのセットメニューが用意されている。ショーケースに並んだケーキも魅力的ではあったが、今回はガレットを注文。ガレットは食事系とスイーツ系の2種類あり、それぞれ数種類メニューがある。コンプレット:950円直径30センチほどの大きなプレートに三角形に折られたガレットが、いい香りを漂わせ運ばれてくる。薄く外側がパリパリとした生地の中には卵、生ハム、グリュイエールチーズが包まれている。 黄身は半熟。チーズは余熱で徐々に溶けていく。小腹を満たすにちょうどいいボリューム感。モーニングやブランチにもイイ感じ。チョコレートとバナナのガレット バニラアイス添え:750円ガレットにはモンキーバナナをバターソテーしたものと、フレッシュなままの2種類が盛りつけられている。生地にはチョコレートだけでなく蜂蜜も挟まれているようで、バニラアイスクリームとマッチし、おいしい。そこにバナナとくれば、王道人気クレープの味わいと思っていたのだが、モンキーバナナが盲点であった。生のモンキーバナナは甘味はあるが青臭い。これなら普通のバナナのほうがクセなくおいしかっただろうに。バターソテーされたバナナも同様で、こちらはソテーされたことで甘、と言うか酸っぱさが強くなり、味的に違和感も。おそらく、ベストシーズンではないバナナだったのだろうが、これなら見た目は寂しくなるが、むしろ、シンプルにバナナなしでチョコとアイスだけでよかったぐらい。バナナはともかく、ガレット自体は生地は薄くても溶けたアイスクリームで生地がべたつくことなく、チョコの香りもよく、最後までおいしさを堪能できた。ガレットは陶器のプレートではあったが、ドリンク類は使い捨てカップで、ロブションに求める高級感はないが、さすがロブション?チープな感じもない。ドリンクだけならともかく、デザートなどを食べると、セルフスタイルとは言え、それなりの値段にはなるが、完全セルフな感じもでもなく、お茶利用、軽食利用と使い勝手のいいカフェで、場所柄的にも女子ウケしそう。