大分市に宿泊し、豊後高田の町へ。
真木大堂の駐車場の周りは田んぼで
稲刈りが終わった田んぼでは様々なスタイルをした
カカシが展示してありました。
真木大堂は
六郷満山の本山本寺であった馬城山伝乗寺の堂宇のひとつであったと伝えられ
七堂伽藍を有する最大規模の中心的寺院であり、
田染地区に36の寺坊を有していたといわれていますが
約700年前に火災で焼失し詳細な資料は残されていないそうです。
昭和25年には重要文化財に指定された仏像が収められています。
<阿弥陀如来坐像>
極楽へ導いてくれる仏様で桧財による寄木造り。
阿弥陀如来坐像のまわりには四天王立像、
4人の守護神、四天王は須弥壇(しゅみだん/仏教における世界の中心の山)の
四方を守護する神様が囲んでいます。
<大威徳明王像>
白い水牛にまたがり、六面・六臂・六足を持ち大憤怒といわれる
激しい怒りの表情をたたえた大威徳明王像。
動物の木造彫刻としても大きく珍しいもので
不動明王像は大火焔を背に立ち、コンガラ童子、セイタカ童子を脇に置くその姿は圧倒。
どちらの仏様もガラス越しに見ることができますが、
重厚感といい、表情といい
不思議とずっしりとくる雰囲気が漂っている
真木大堂でした