ビルの入口はとても怪しく見えるが、中はそれほどではないので、安心して入ってほしい。ビルのエレベータに乗って6階で降りると、受付があり、表示には料金の他、利用に際しての注意事項が、韓国語、日本語、英語、中国語で書かれている。昼間8000ウォン、夜間9000ウォン、チムジル服1000ウォン。何も言わなくても、チムジル服をセットにした料金を言われる。支払うと、ロッカーのカギと、チムジル服(半袖と短パン)とハンドタオル2枚をセットにして渡される。女性は右側から、男性は左側から入るようだ(大きな表示があるので、絶対に間違うことはないが、一応、受付スタッフも不愛想ながら教えてくれる)。
受付脇の入り口から入ると、まずは下足箱。ロッカーキーの番号と同じところに靴を入れる。下足箱を通過すると、ロッカー着替えエリア。自分のロッカーキー番号と同じところを利用する。売店もここにある。
まずは、すべての荷物をロッカーに入れ、着ている服を脱いだら、タオルを持って、階段を降りて浴室へ行く。シャンプーリンスなどはないので、持参すること。歯磨きもしたいなら、一緒に持って行く。ちなみに、石鹸は備え付けのものがあった。
浴室(日本の大浴場のような感じ)に入ると、壁に沿って、洗い場の数は20以上あったようだ。真ん中に浴槽が2つ、奥にサウナ(ドアは3つあるが、真ん中は開かなくて、左にミスとサウナと右にサウナ)、さらに右奥に垢すり場があった。垢すりは朝7時ぐらいから夜10時ぐらいまでのようだ。垢すり20,000ウォン、シャンプー5,000ウォン、背中流し?10,000ウォンなどのメニューが書かれてあった。
体を洗ってから浴槽に入ってください、といった注意書きが英語でも書かれている。
体を洗った後は、先ほどのロッカールームへ戻り、借りたチムジル服を着る。濡れてしまったタオル(浴室で使ったもの)は、大きなプラスチックの籠に入れ、もう一枚もらっていたタオルを持って、チムジルバンの部屋へ向かう(売店の脇を通過)。チムジルバンの部屋は男女一緒。女性のロッカールームから出てすぐのところに、簡易食堂的なものがあり、ペットボトルの飲み物なども購入できる(夜間でも)。
その辺には寝そべっている人もいて、寝そべるマットと枕も積んであるので、好きなところに寝転べばいい。みなさん休んでいるので、静かに過ごすのは当たり前だが、そこかしこに注意事項として「静かに」と書かれている。外も見える大きな窓とイスもあり、日中はとくに景色も楽しめそうだ。
チムジルバンは部屋的なものが4つほどあるが、実際のチムジルバンは2つで、ジュエルチムジルバンと薬草チムジルバン。オススメは薬草。どちらも暑いが、薬草のほうが体に効きそうないい匂いがする。
ちなみに、館内は現金払いのようだ。垢すりは体験していないので分からないが、退出時、ロッカーキーを受付に返すとき、特にキーを機械にあてるなどして確認する様子もなかったので、もしかしたら、垢すりも現金なのかもしれない。