「パパリッチ」はマレーシアのチェーン店で、シンガポールや香港でも展開する店。いわゆるコーヒーショップのチェーン店なのだが、メニューには料理も並びカフェとして利用できる。ドリンクにしても、料理にしてもマレーシア伝統のものが中心となっている。地元料理とお茶がいただけるので、重宝しそうな店だ。店の雰囲気もおしゃれな感じで良い、女性一人でも入りやすいだろう。
伝統的なメニューを出している店なので「パパリッチ」でもそうなのだが、東南アジアのコーヒーはものすごく甘くてクリームが入っている。マレーシアでは「コピ(Kopi)」と言うのが地元流に淹れたコーヒーのようで、エスプレッソとまでは言わないまでも、かなり濃いめのコーヒーを甘〜くしたものだ。れんげがコーヒーカップに付いてくるので、これで飲むのが正しいようだ。とにかく甘くて濃いので、喉が渇いてるときだと余計に喉が渇いてしまう。そして、料理はナシ・レマックをオーダー。ご飯に煮込んで柔らかくなったチキンを添えて、小魚やピーナッツがついてきて、チリソースを和えながら食べるもの。チキンはココナツミルクとカレー風なので、これだけで食べるとタイのイエローカレーのようだが、そこに魚のちょっとしたアクセントや、カリッとしたピーナッツの食感が混ざると、不思議と独特の料理になる。すごく庶民的な料理なので、マレーシアではぜひ試してほしい一品である。