リチャード・ロジャース卿の「ロイズ・オブ・ロンドン」は、ダイナミックで他の建物とは与えるインパクトが違う。周りの他の建物と比べると、一目瞭然。まさに、ハイテク建築の先駆者が作ったといえる建物ではないだろうか。新しいことへの挑戦という二文字がくっきりと形になってあらわれている。この人、リチャード卿はフォスター卿とチームを組んでいたことがあり、チームの名前はチーム4、他の二人はなんと両方の奥さんだそう。二人は、アメリカのあの有名なイェール大学の大学院で知り合ったよう。他にも、この人が作った建物と見てすぐわかる、代表作にパリにあるアートセンター、ポンピドゥー・センターが挙げられる。こちらのほうは、レンゾ・ピアノと呼ばれる、もう一人この時代の巨匠と組んでの作品になる。このリチャード卿は今75歳で、なお現役だそう。ちなみに、フォスター卿も73歳で同じく現役中。