ソーホーを歩いているときにふと見上げた壁に鼻を見かけた方はいらっしゃるだろうか。日本では「壁に耳あり障子に目あり」という言葉があるが、どうやらイギリスでは壁に「鼻」があるよう。気になったので調べてみたら「TheSevenNoses」のひとつだそう。ソーホー周辺に7つの鼻の彫刻が散りばめられており、「7つ全部をみつけるとお金持ちになれる」という都市伝説があるそう。噂によると、この鼻はRickBuckleyというこの鼻の彫刻を仕掛けた彫刻家本人のもので、1番最初に設置された1996年から2005年にかけて7つ目の鼻が設置されているそう。たくさんの人が7つの鼻をみつけようとしたそうだが、未だ全部はみつかっていないよう。この都市伝説としての信憑性のほどはかなり低そうだが、なかなかユニークで面白い試み。また、もう一か所鼻があるのは、AdmiraltyArch(海軍門)の北側。地面から2m程の高さの所にぽっこりとついている。鼻といわれなかったら気づかないかも。この鼻は、トラファルガースクエアを見下ろす、海の英雄ネルソン提督記念碑のスペアパーツだとも、ネルソン提督と並ぶ陸の英雄であり、大きな鷲鼻の持ち主だったと知られるウェリントン提督のものだともいわれている。地面から2Mという高さは馬の背に乗ったときに目に付く高さだそうで、その昔馬に乗った兵士達がツキを英雄にあやかるべく、この鼻を擦りながら通り過ぎていたそう。これについては、ほとんど公的な記録が残っていない為、さまざまな憶測が飛び交っており、その中にはこの鼻も「TheSevenNoses」のうちのひとつなのでは?という見方もあるそう。この「七不思議」ならぬ「鼻不思議」は・・・現在のところ「MeardStreet」「D’arblayStreet」「BatemanStreet」「GreatWindmillStreet」でみつかっているそう。