澳門内港の11番埠頭にあるフェリーターミナル。フェリーというより渡し舟といった感じの舟が就航しており、海鮮の屋台で有名な対岸の珠海湾仔まで4~5分で行くことができる。午前8時から午後4時頃までの間で昼時を除きおよそ30分間隔で出航する。
他にも深圳の蛇口行きのフェリーなどがある。
陸路での越境に比べ、利用者が少ないので入国審査時に待たされることが殆ど無いのが利点(およそ3分)だが、珠海湾仔は無駄に広いだけで、海鮮街という海鮮料理の屋台が多いエリア以外は見るものも殆ど無く、拱北などの繁華街まではかなりの距離があるので現地での土地勘が無いと便利とは言えない。料金は片道で澳門発8パタカ、大陸発10人民元(2008年現在)。
大陸側の発着所付近には銀行もあるので両替は可能だが、現地では凄~く悪いレートでパタカ・香港ドルも通用する場合が多い(6元≒10パタカ)。更に民宿のような宿泊施設も数件あり、海鮮の屋台も夜間がメインなので、日帰りの必要がなければ一泊するのも一考であるが、大陸側の人は金にガメつい上外国人に対する警戒心が澳門人の比ではないので治安の問題も含めてチャレンジャー以外にはお勧めはできない。但し、5分前に8元で買ったドリンクが店員が変わっただけで12元に値上がりするなど、文化の違いは身をもってお腹いっぱい体験できる。
なお、この内港ターミナル前から外港エリアのカジノに行く無料送迎バスが出ており、こちらは利用価値が高い。