嘉明別墅はマカオ内港エリアの中でも安宿の密集しているエリアからちょっと外れた所にある。東亜酒店(画像後方の白と薄い緑の建物)や富麗賓館のすぐ近く、ポンテ16まで徒歩2~3分という立地であるが、付近に土産物屋などがないため、週末でも比較的静かではある。そのため付近の飲食店も地元住民向けの店ばかりで、慣れないと入るのに抵抗があるかも知れない。
部屋はバス・トイレ共同の部屋と、バス・トイレ付きの部屋があって安い方で一泊200パタカを切る位(2009年時点)だった。入口、フロント、廊下などには鉢植えが置かれ、ちょっと他の安宿とは雰囲気が違い、清潔感と雰囲気の良さは他を圧倒しているが、それだけに満室である場合も多い。
セナド広場までの距離は徒歩で約5分、新馬道を横断しなくて済む。裏通りをセナド広場方面に進むとフィリピン系の飲食店兼雑貨店やネットカフェなどが多い一角となる。衛生状態に関して悪い噂は聞かないが、飲食店選びの際はあくまでも自己責任で。特に夏場は必ず火を通したものを選ぶ事。
福隆新街西詰め付近へは新馬道を横断して徒歩3分前後で行く事ができる。
十月初五日街を北に進むと徒歩1~2分程度の所に『 康真君廟(康公廟)』という寺院がある。こちらは世界遺産ではないが、存在感や迫力は世界遺産以上のものがあり、向かい側の公園は地元住民の憩いの場になっている。康公廟での催しなどがある場合は非常に便利な立地と言える。土産物屋や飲食店が多い一泊250パタカ前後で長期滞在を望む旅行者にお勧めタイプの宿といえるが、あと50パタカ出せれば『富都賓館』(富麗、富城とは違う)に泊まった方がいい場合もある。