コタ・キナバルの文化体験ができる「マリマリカルチャービレッジ」。市内から車で40分ほどかけて山奥へ。ちなみに「マリマリ」とは「おいで、おいで」という意味である。まずは、村に入る前に洗礼儀式の説明とリハーサルを受ける。そして、いよいよ文化体験のスタート。村の住民がやや怖い形相でやってきて、一応の儀式が終わると入村を許可される。首狩族とかがいて、首狩族の家を拝見。他の家とは違い、敵からの攻撃に備えて工夫されているようだ。どの家も、屋根が開いたり、高床式でひんやりしていて中は涼しい作りとなっている。現代ならリゾートだ。途中では、お菓子や天然ジュース作りのコーナーなどもあって、興味深い。お酒を飲まない種族は甘いもの好きのよう。そして、バンブークッキング。好きな具をチョイスして混ぜ合わせ、竹に入れて蒸し焼きにする。種族の中にはお酒好きの種族もいて、地酒のカメまで並べてある。計5民族の家を訪問し、それぞれの生活の知恵や特色にすっかり脱帽してしまう内容だ。最後に訪問した家には、トランポリンが付いている。竹のしなりで飛んでいく。どこの国でも竹は衣食住に欠かせない大切なものなのだ。あとは、吹き矢や自家製タバコ、タトゥーなどを体験する。そして、最後に民族舞踊と記念撮影などをして文化体験は終了。参加人数が多くても別れて見学するので、ほんとほのぼのゆったりと見学できる。後は、バイキングで昼食だ。バンブークッキングもこの時に食べられる。
ここでしか体験できないことのオンパレード。自然や民族の文化に興味のある人にはオススメだ。