1887年から1890年にかけてスラム街跡地に建てられた「ウンベルト1世のガッレリア」。建物の内部が十字となっているアーケードだ。ミラノの「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」を模したものだそうだが、それより少し規模は小さい。アーケード内部のガラス張りの天井は高さ58mにもなり、床の大理石もモザイク画となっており、豪華で美しい建物だ。1912年までは、「ウンベルト1世のガッレリア」内にある有名なカフェに芸術家や音楽家が集まっていたそうだ。芸術家たちが惹きつけられるのも納得の、煌めきがある場所である。
壮麗な内部は天井を見上げたり、床を眺めたり、中に入っているショップも良いけど建物自体で十分魅了される「ウンベルト1世のガッレリア」。ちなみにウンベルト1世とは、イタリア王国2代目の王で、王妃はピザにも名前が付いてるあのマルガリータである。