「プリンセストヨトミ」で一番の見所は大阪国民が大阪府庁に集結するところでしょう。関西テレビのアナウンサーが群集の中にまぎれてたりしますね府庁の前に目指すは大阪城。案外、大阪に住んでいても城周辺の人でなければ大阪城に行くことってあまり無いのではないでしょうか。いつでもいける場所だと思って、案外行かない場所のひとつのような気がします。一番最短で大阪城にたどり着けるのはどの駅なんでしょう?今回は空堀から玉造まで歩き、JR玉造駅から電車でJR東西線「大阪城北詰」駅で下車。大阪城北詰駅には大阪国の一大事じゃなくてもひょうたんが出ていました!適当に歩くと橋っぽいものが見えたので、そちらに進むとお城が見えました。お城が見えたら後はそっちの方向に進むだけ。橋の下は堀ではなく、寝屋川です。お城見るとテンション上がる中へ進んでいくと、「豊臣秀頼、淀殿ら自刃の地」の碑がひっそりと。お茶などがお供えされていました。それにしても、大阪城広い。ずっと歩き通しでかなり疲れました。映画登場人物の松平、鳥居、旭たちがたこ焼きを食べた売店から見た大阪城。で、その売店。映画では「鹿男あおによし」で主役だった玉木宏が売店のお兄ちゃん役で登場。実際のお店の人はおっちゃんでした(笑)大阪府庁前に行くために天守閣を後にします。桜門から出ると正面にあるのが豊国神社。秀吉像はかなり美化されてます。多聞櫓を通って大手門へ。大阪国民が集結した大阪府庁。現行の都道府県庁舎の中で最も古いんだとか。庁舎移転案など出てますが、もし移転してもこの建物は残してほしいなぁ。庁舎側から見た大阪城。クライマックスでは城が赤くなっています。せめて映画上映中の期間だけでも夜間は赤くライトアップしてほしいなぁ。節電と言われてる中、そんなことはできないんでしょうね。試写会の時に赤くライトアップされていたのをテレビで見ました。大阪城って言うと「豊臣秀吉が建てた」と思いがちだけど、今の大阪城は豊臣家滅亡後に徳川によって再築されたお城に近いようです。現存する石垣も堀もすべて徳川による再築以降のものです。秀吉の大阪城は大阪夏の陣でわずか2日で落城。秀頼、淀殿は自刃。秀頼の子・国松も徳川方に捕まり、市中引き回しの上、六条河原で斬首。享年8歳。これにより豊臣家は滅亡。「プリンセストヨトミ」では、この国松が生き延び、以降400年その末裔が大阪国民によって守られてきたってお話になっています。「大阪国」が今も地下で続いているっていう荒唐無稽な話ですが、大阪人は好きそうやねぇ。「国松は実は死んでおらず、鹿児島に逃げた」という説もあるようです。そうであったらいいなぁ、という大阪人の願いなのかもしれませんが。もしかしたら、こんなところから逃げ延びたのかも・・・。鉄の扉にあるのは「真田の六文銭」。ここは、JR玉造駅から徒歩5分ほどのところにある「三光神社」。位置的にも大阪城と空堀の間にあって、いかにもそれっぽい。大阪城周辺には「真田の抜け穴」といわれるところが数ヶ所あるそうですが、ここが一番有名。(だと思う)穴の高さは大人が身をかがめてやっと通れるくらいで、映画のオープニングとエンディングで出てきた穴のよう。抜け穴の横には真田幸村の像もありました。実際にはこの抜け穴は途中で行き止りになっているそうですが、「義経は生きてモンゴルに渡り、チンギス=ハーンになった」とか、「明智光秀は三日天下ではなく、天海和尚となって徳川三代のブレーンとなった」というような嘘か真かわからない話が好きなので、真田の抜け穴伝説にも惹かれます。