「コロッセオ」と「ヴェネツィア広場」の間に広がる広大な「フォロ・ローマ」。「フォロ」とは「フォーラム」の語源で、古代ローマ時代の民主政治の中心地だった。市民の裁判や集会、政治討論、商業活動が行われた場所だ。紀元前179年に建てられたという。その後、中世にはすっかり荒廃してしまったが、19世紀の考古学的な発掘が行われると再び注目を集める。
ローマの偉大さと栄光のシンボルである「フォロ・ローマ」はとにかく見どころが満載だ。さまざまな遺跡を残す場所なので、じっくり時間をかけて見学したい。最低2時間、パラティーノの丘を含めると半日は考えていたおほうが良いだろう。当時の街並みを想像しながら鑑賞しよう。