サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ広場の一角にある「サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会」。ユリウス1世によって4世紀半ばに造られたローマで最も古い教会だそう。教会正面の壁はフレスコ画とモザイク画に覆われている。モザイク画は「玉座の聖母子」と呼ばれるもので、その左右に椰子の木や羊を描いたフレスコ画が見られる。
教会内部は3廊式のバジリカ様式で、後陣にはとても綺麗なモザイクがある。半円球の天井の最上部には「神の手」、その下に「キリストと聖母」というキリストと聖母マリア、聖ペテロ、聖ラウレンティウス、インノケンティウス2世が描かれている。さらに下には、円と12匹の羊が帯状に描かれ、最下段には「聖母マリアの生涯」と素晴らしいモザイクが並ぶ。これは必見である。