ローマの夏にぜひオススメなのが「トラステヴェレ」だ。ローマ時代には郊外として考えられていたが、今日では夜遅くまでローマっ子でにぎわう街だ。テヴェレ川沿いには多くの店が軒を連ね、屋台はもちろん、カフェ、映画館、ライブ会場、さらにはタンゴを踊るミロンガまである。イベントも多く、この時はティベリーナ島で日本フェスティバルが開催されていた。和食の屋台や利き酒コーナー、さらには日本の映画も上映していたようだ。
日中は家やオフィスでじっとしていたり、あまりの暑さに仕事そっちのけで惰眠を貪り、日が沈み始めた20時頃ようやく街に繰り出して、屋台をのぞきながら川沿いをプラプラと散歩、そして疲れたらカフェに座ってビールやワインで喉を潤す。これが地元ローマっ子スタイルだ。「人間らしい歩幅で歩ける街並み」と絶賛の「トラステヴェレ」をぜひ、満喫してみて。