今回の旅行をする前にガイドブックを見ていたら、「杏花楼」では飲茶ができる他、一階の売店で月餅が年中購入できると書かれていた。月餅は普通は、中秋の名月の頃にしか買えないものなのだ。
●瑰豆沙月餅(●は、王へんに攵)というのを食べてみたところ、まあまあ普通の味。この店、一回に売店がありますが二階で食事ができるため、階段で二階にあがった。「甜甜蜜蜜」と書かれた項目から「香芒椰汁黒米」というのと、「紅豆緑茶新地」というのを、「蒸蒸日上」という項目から「杏花鮮●餃」(●は虫へんに下)というのを選んで注文。甜甜蜜蜜は恐らくスイーツ、杏花鮮●餃は恐らく海老餃子。さらに鉄観音をポットで注文。まずお茶が来た。テーブルの上には、ポットをあたためるポット台があり、日本の料理屋で一人分の料理をテーブルで加熱する際に使うような、ろうそくではないがライターで火をつけるとしばらくの間、火を維持する使い捨ての道具で、保温される。さっそく鉄観音を飲んだ。やはり美味しい。
香芒椰汁黒米は下に黒米、その上にマンゴーと半分溶けたアイスクリームがのっていた。紅豆緑茶新地は小豆の上に抹茶アイスクリームが乗ったもの。杏花鮮●餃は海老餃子。どれも字面のままだった。味的には、日本で食べるものと同等の味に思われた。
お土産としては、味を確認済みの月餅と味を未確認の月餅二種の計三種。それに、箱入りのクッキーっぽいものを二種買ってみた。豆沙巻というのと、●仔餅(●は又へんに鳥)。まあまあ美味しいものもあり、それほどでもないものもあった。