イスラム系の雰囲気が残るアラブ・ストリートの近く。中心部シティ・ホール(CityHall)の東隣の駅ブギス(Bugis)から、歩いて10分ほどの地区にある、シンガポール・ザム・ザムというイスラム料理屋。一見どこにでもある小さな料理店なのですが、実は2階に大きな部屋がある。それでも土曜日の夕方には、かなり混雑。メニューも、イスラム系の料理ならたいてい揃っているよう。
ムルタバという、薄く延ばした生地に具を包み焼いたもので、イスラエル風お好み焼といった一種のパンケーキが有名。パン生地に肉や玉葱を入れて焼いてあるもので、単純だがけっこう美味しい。インド料理の屋台でロティ・プラタというパンケーキを売っているが、それに具を入れた感じ。ムルタバは、カレーとキュウリ(なぜかケチャップ付き)が付け合せ。チキン入りムルタバは、カレーをつけて頂く。具がぎっしりで食べ応えあり。ムルタバ以外にもフライドチキンとベジタブル(オクラのカレー風味)などある。そして、謎の飲み物は甘い、甘い飲み物。そうそう、食べながら見た目より油っぽくない、なんて言ってましたが大間違い。階下で作っている工程を見ることができるのですが、焼くと言うより揚げてるとつっこみたくなるほど、油たっぷり。美味しくて、サービス精神たっぷりのお店。一人では食べきれないくらいの量で1つS$5(350円)。肉の小骨が残っていたり、やや豪快な部分もありますが、味と値段の対比では満足できる料理。
・ムルタバ製作中
① | ② | ③ | |
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生地をこねて・・ |
延ばして・・・ |
こんなに薄く出来た!ポーズ!! |