「センバワン温泉」と言うシンガポールの温泉をご存じだろうか?シンガポールという国は状況の変化が激しい国だが、この温泉が発見されたのは1909年だそう。が、場所はセンバワンロードとガンバス・アベニューが交差するあたりの空軍基地内にあるので、フェンスで囲ってある。かなり熱いいらしく、70度くらいと相当熱い。また日本の温泉をイメージして行くと、レンガ造りで囲ったポンプ施設と水道管大ほどの蛇口が、野ざらしで4ヶ所あるだけというお粗末さに驚く。バケツやたらいや古い浴槽などが置いてあっても、水がないので熱い温泉をさまして加減するしかない。午後行くと、太陽がカンカンと照り付けて暑く、足湯の温度も熱くて、汗がタラタラ。雨が降ってても、ローカルの人もちゃんと利用している。雨にもかかわらず夕方になるにつれて、手桶を持った常連さん、自転車で乗り付けた人、ファミリーなどがぞろぞろと増してくるそう。しかし、以前より水道管がりっぱになったのと、誰かが掘っ立て小屋のようなのを造っていた事、古い浴槽がなくなっていたりと立派になっている。ここは、ひとりのローカルのおじさんが仕切っていて、お湯をどんどん出しっぱなしにしてたので、硫黄の匂いがすごい。常連のおじさんは、マメに温泉をドラム缶サイズのプラスティックの入れ物に溜めたり、ビニールシートをかけて屋根にしたり、自分もどっぷりと温泉に浸かっていたり、面白くて笑顔が何とも幸せそう。中には20リットルのポリタンク3個に温泉を入れて、持ち帰る人も。午前7時から午後7時まで一般に開放されているので、地元のシンガポーリアンの常連さんが来ているよう。雨だったので蚊が少なかったのですが、天気が良いとかなり刺されるので要注意。
役立つ情報
・更衣室やトイレなし
・駐車場なし