スペイン三大祭りのひとつとして世界的にも有名な「バレンシアの火祭り」。毎年3月12日~19日に行われる。祭りの起源は、3月19日のサン・ホセに大工たちが古い木材を集め、焚き火をしたことに由来するらしい。
1年かけて街の人が作った大小さまざまなファジャスという張子の人形が街頭に飾られる。約400ほどある中から、良い作品には賞が与えられる。毎日14:00には市庁舎広場前で爆竹のショーがあり、17日と18日の16:00からは民族衣装をまとった女性たちによる献花パレードが行われる。19日の祭り最終日には深夜0:00になると一斉にファジャスに火がつけられ、賞を取った作品以外は焼き払われる。
このファジャスは全て何らかの批判や皮肉の意味が込められて造られる。祭りはすごい盛り上がりをみせるので、ぜひ観光に訪れたい。