「サンチャゴ・デ・コンポステーラ」はエルサレム、ローマに次ぐキリスト教三大聖地の一つとして知られている。9世紀はじめに聖ヤコブの墓が発見されると、ここを訪れる巡礼者がヨーロッパ各地から集まった。カテドラルを最終目的地とした巡礼の道はおよそ800kmにもなるが、中世の人と同じ道を徒歩や自転車や馬で辿る巡礼者の姿は今も見られる。1993年には世界遺産にも登録された。
「サンチャゴ・デ・コンポステーラ」の見どころは旧市街に集まっているので、1日もあれば見て回れてしまう規模だ。街の真ん中にはカテドラルがあり、旧市街の細道はどこをとっても絵になる風景である。