松園別館は、1943年頃に建てられ、日本軍の「兵事部」事務室だったところで日本統治時代には高級軍官の休憩所としても使用され神風特攻隊の招待所でもあった。松園別館で特攻隊員は最後の夜を過ごし、天皇の御神酒を振舞われて南方へ出撃していったそう。黒松並木を通して花蓮のと港が一望できる。立派な防空壕も残っていた。長さ約5m、高さ約2mで約20人ぐらいは座れる広さがあるそう。戦後、松園別館は、台湾の国民党陸軍施設になり、その後米軍が顧問団将校専用センターとして使用していたそうだが、今はギャラリーのように利用されていた。入場料も取らないのでそれも仕方ないかとは思ったが、あまりに容赦なく内部を改造してしまっていたのですごく残念な気がした。