鹿港の三大史跡の一つで、民間で信仰されている媽祖を祀っている。
1591年に台湾で初めての媽祖廟として建てられ、1683年に中国福建省から媽祖像を迎えた。大陸から媽祖像を直接迎えた寺は台湾本島ではこの天后宮のみ。
思ったほど大きなお寺ではなかったけど、雨にもかかわらず参拝者で賑わっていた。もうもうとたちこめる線香の煙、その線香は長さ40cmくらいで花火のような形をしている。伽藍には精巧な彫刻や石像がいたるところに施され見るものを飽きさせない。
門前の屋台もいろんなものが所狭しと並び見ていて楽しい。前殿と正殿。天上聖母一媽祖は正殿にいる。台湾のこういっや建物の両横には千里眼と順風耳という鬼がいて、緑の方が千里眼(遠くまでよく見える人)で赤い人が順風耳(よく聞こえる人)だそう。
この「鹿港天后宮」は三進二院の様式という建物が3つと庭が2つ交互にならんでいる建築法。三川殿→中庭→主殿→天龍池→後殿の順番になっている。一番後ろの建物は、寄付や寄贈された物が置いてあったりする所。
※入場料 無料