どじょうを食べる文化というのは、現在ではどこに残っているのでしょうか?
店として有名なのは浅草の老舗でございます。
「駒形どぜう」と「飯田屋」の二軒。昔、第二次世界大戦の頃を題材とした小説などを読みますと、食糧が不足していたのでどじょうを捕ってきて井戸水で泥抜きをして食べたらうまかった、などと呼んだことがありますが、普段のワタクシの生活に「どじょう」という単語は存在しません。東京の落語家の林家正蔵か三平がが、夏になったらどじょうを食べる、などとテレビでいっているのを聞いて、ふーん、東京には今でもどじょうを食べる文化があるんだ、などと感心した覚えがあります。 そういうことならばどじょうを食べてみましょう、と駒形どぜうにいったのはもうずいぶん昔のことになってしまって、どじょうの味も忘れてしまいました。 こんどは、もう一つ知っている店の飯田屋に行ってみましょう。 TXの浅草駅の近く、浅草六区から国際通りをわたったところに、この老舗があります。とりあえず、どじょう鍋と柳川鍋、そしてどじょうの唐揚を頼みました。どじょう鍋にゴボウなどはいかがかと女給さんが言われたので、ならばそれもお願いしました。 テーブルの上にはコンロと山椒と七味トウガラシが置いてあります。そして、小皿は どじょう鍋は、骨をとっていないまるまるとしたどじょうが20匹ぐらい鍋に入っています。 すでに似て柔らかくなっているので、ゴボウとネギを入れてしなっとしてきたら山椒か七味をかけて召し上がってください、とのことです。 ゴボウもネギも山盛りやってきましたので、どじょうの上に盛り上げます。 すぐにグツグツ煮えてきます。 どじょうはとても柔らかくなっていて、箸で一匹を持ち上げることができないぐらいです。あんまり味が良くわかりません。出汁の味とネギの味です。そんなに癖のない魚と言うことを再確認いたしました。 唐揚は逆にカリカリっとした食感です。これも味は良くわかりません。 柳川の方は骨を抜いてあって、開きの状態で煮込まれています。こっちの方がプリプリっとしていて、玉子と出汁とゴボウの味がいい具合になっています。あれ、どじょうの味は?不思議な味でhした。皆さんも是非一度!
■メニュー表
メニュー | 価格(\) | その他のメニュー | 価格(\) |
どじょう鍋 | 1,500 | どぜう丼 | 1,800 |
ほねぬき鍋 | 1,600 | 舞子丼 | 1,700 |
柳川鍋 | 1,600 | うな重 | 2,500 |
なまず鍋(冬場のみ) | 2,500 | どぜう唐揚げ | 850 |
かき鍋(冬場のみ) | 2,100 | なまず唐揚げ(冬季) | 1,000 |
どぜう蒲焼き | 1,700 | 玉子焼き | 630 |
うなぎ蒲焼き | 2.200 | 茶碗蒸し | 740 |
うなぎ白焼き | 2,200 | 本まぐろ刺身 | 2,000 |
どぜう汁 |
300 |
どぜう汁御飯 どぜう鍋定食 親子丼定食 |
600 2,000 800 |