B級スパゲティで人気の店に行ってきた。有楽町のジャポネ。カウンター席で10席くらいの小さな店だった。
1時を回っていたが、10人の行列があった。並んで待つこと10分カウンター席へ到着。
メニューを見る。ジャポネ、ジャリコ、バジリコ、チャイニーズといった怪しいことばが並んでいる。アーリオ・オーリオーとか、エビのトマトクリームソースとか、ボンゴレ・ビヤンコとかそういう言葉は一切書かれていない。初めは店名でありおそらくこの店のベースであろうジャポネを注文しようと思っていたが、ジャリコが具が多くて良さそうだったのでこちらを注文した。ジャリコ大盛り700円野菜と肉の醤油ソースだ。
店員は4名。二人が中華鍋でシャカポン、シャカポンと料理を作っている。私のジャリコができてきた。楕円の大皿に大盛りだぁ。醤油の香りがする。麺は太麺。小松菜、玉葱、豚肉、小エビ、フレッシュトマト、大葉、椎茸といった具がたっぷりだ。特に私のは小松菜が多い感じだ。
フォークでグルグルっとして、食べてみた。麺はもっちり柔らかめ。しかも少し焦げている。アーリオ・オーリオーの味も、クリームの味もしない。ブラックペッパーもバジルの味もない。でも醤油の風味が効いている。醤油焼きそば、あるいは焼きうどんと言っても、間違いじゃなさそうな味だ。大葉と、フレッシュトマトと醤油の組み合わせが絶妙だ。
カメラを忘れて、携帯の写真で余計に雑に見える料理だけれど、でも旨い。日本風の炒め麺料理だ。大盛でボリュームがあ有るけど、油油、肉肉していないので、案外ペロリとイケてしまう。男達に混じって、女性客も数名いた。女性客にもジャリコは人気のようだ。普通盛だが。メニュを見ていて気がついた。この店のベース、ボトムラインは、やはり「ジャポネ」だ。「ジャポネ」は、醤油味で、具が肉、しいたけ、オニオン、小松菜で500円肉をザーサイに代えると、「チャイナ」という料理に変身する。これも500円「ジャポネ」の肉を今度はエビに代えて、ケチャップ味にすると、「ナポリタン」500円になる。「ジャポネ」に、大葉、トマト、エビを加えると、今食べた「ジャリコ」550円だ。でもって、「ジャリコ」を塩味にすると「バジリコ」550円に早変わり。こういう仕組みなんだよ。
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