明、清の歴代皇帝が生活した場所だ。1421年にその原型が完成した。現在は故宮博物院として、公開されている。北京と台湾を合わせると約160万点もの貴重文物が現存するという。1987年には世界遺産にも登録されている。
午門をくぐるとそこは太和門になり、ここを通ると外朝になる。紫禁城の構造は日本語でも説明が書かれている。太和殿。ここはまさにラストエンペラーの舞台となった場所だ。紫禁城の主殿である。大節の元旦、冬至、皇帝誕生日や、皇帝の即位、婚礼、出兵令などの国事発令、科挙試験合格者との接見といった重要儀式が行われた。そして中和殿は、儒教の中庸思想を体現した宮殿だ。皇帝が太和殿で大典を行う際、一時休息し臣下の祝賀を受けた場所だ。出口の奥には景山公園が見える。
役立つ情報
・入り口は南の午門と北の神武門の2箇所あります。拝観料は60元です。
・午門では、拝観料販売所で日本語ガイドが聞けるイヤホンを借りることができます。
使用料40元(デポジットは不要になりました)です(2014年5月現在)。
他情報
・紫禁城の敷地内は皇帝一族のエリアであった「内廷」と宮中に仕えていた人が入っていた「外朝」のエリアに大別できます。
・故宮の城壁外周近くに観光カートが走っていますので、それに乗ると、入り口に行けます。
故宮は外周もそうとう距離があるので、入り口まで遠い位置にいる場合は便利です。