北京市街地から車で40分ほどのところに位置する西太后の夏の離宮「頤和園」。
総面積は290ヘクタール。中国最大級の皇帝公園であり、贅の限りが尽くされている、ユネスコ世界遺産の一つです。
乾隆帝が江南の杭州にある西湖をモデルに作ったという昆明湖は、「頤和園」の中心に地面積の4分の3をも占めています。昆明湖からシンボルである万寿山の仏香閣を臨むこともできます。長廊は湖岸にそって緩やかな弧を描きながら728mも続く回廊。天井には無数の絵画が施されていて、内部は極彩色で彩られています。
昆明湖北岸にある石の船は、沈まない船に王朝の安泰を託して乾隆帝が築いたそう。1860年、西大后が再建した時に2階建てのヨーロッパスタイルにしたそうで、西大后はここで風景を眺めながら食事を楽しんだよう。
「頤和園」は、とにかく豪華で広い庭園なので、ゆっくり見て回ったら1日ではとても足りないほど!早朝から沢山の人が集まる「頤和園」。観光客はもちろん、地元中国の人たちにも人気の観光スポットです。
・渡し船でポイントに移動すると移動で長距離を歩かずに行けます。料金は1回10元です。
・日本語解説が聞ける装置が有料で借りれます。40元です。