「カロコ・ホノコハウ国立歴史公園」は、カイルア・コナの街のすぐ北側、海に面して約4.7平方キロに及ぶ。1978年に設立された19世紀頃の古代ハワイアンの生活が伺える史跡が残る公園。この地に住むことを決めた古代ハワイアンは、食料を確保するために、フィッシュポンド(養魚池)とフィッシュトラップ(魚を取る仕掛け)を作った。さらには、日常生活の無事を祈るために農耕の神ロノを祀ったヘイアウも造り、彼らの精神性を支える重要な聖地だった。園内のトレイルを散策しながら史跡やペトログリフを見て周り、マナを満たすことができる。公園の入口は2箇所あり、ひとつはアイオピオ・フィッシュトラップに近い、ホノコハウ・スモール・ボートハーバーの近くのゲート。もうひとつは、ルート19沿い、マイルマーカー97の手前を海側へと入るゲート。こちらにはハレ・ホオキパ(HaleHo'okipa)と呼ばれるビジターセンターがあり、園内の地図がもらえる。
コース紹介
アイオピオ・フィッシュトラップ('Ai'opioFishtrap) | アイマカパ・フィッシュポンド('AimakapaFishpond) | カロコ・フィッシュポンド(KalokoFishpond) | アルラ・ビーチ ('AlulaBeach) |
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公園の一番南側、「ホノコハウ・スモール・ボートハーバー」に程近い場所にあり。ここは復元さ れたカヌー小屋があり、フィッシュトラップの南側にはヘイアウもあり。アイオピオ・ビーチは遊泳保護区域になっていて子供でも安心して遊べる穏やかな 白い砂浜のビーチで、シュノーケルには最高。椰子の木が気持ちのいい木陰を作り、のんびりと過ごすこともできる。トイレもありますので、安心。 |
アイオピオ・フィッシュトラップから海岸沿いのトレイルを通って北へ向かうと、この最初のフィッシュポンドがあり。ビーチを過ぎると岩場が続く。これは昔噴火したフアラライ(Hualalai)火山の溶岩流の跡そのまま。500mほど歩くと、アイマカパ・フィッシュポンド。ここのフィッ シュポンドはチーフに捧げるための魚が確保されていた池だったよう。ここではハワイの野鳥が観察できる。人気もなく静かな場所なので水鳥にとっては 絶好の場所。 |
アイマカパ・フィッシュポンドからさらに海沿いのトレイルを北へ1.5キロほど向かうと2つ目のフィッシュポンドあり。15世紀から16世紀頃に造ら れたカロコ・フィッシュポンド。ここでもバードウォッチングが楽しめる。岩を積み上げて、海との間に仕切りを作って池にしている。海水の入れ替えがで きるように、溶岩を積み上げた水門もあり。園内ではハワイの野鳥だけでなく、海辺では熱帯魚やウミガメなどの姿も見ることができる。アイマカパ・ フィッシュポンドとカロコ・フィッシュポンドの間には、クイーンズ・バス(Queen'sBath)と呼ばれる池もあり。 |
ホノコハウ・ハーバーの南側にあるこのビーチの周辺にも古代ハワイアンの史跡があり。ヘイアウ、住居跡、フィッシュポン ド、ペトログリフといったもの。ビーチには白い砂浜が広がり、泳ぐこともできる。また、このビーチの沖合いは、ダイビングやシュノーケリングの絶好の ポイントになっているよう。 |