シャルトル大聖堂は、パリからおよそ南西80キロの位置にあるシャルトルにある、カトリック教会の大聖堂。1979年にユネスコの世界文化遺産に登録された、フランス国内においてももっとも美しいゴシック建築のひとつとされる聖堂である。ロマネスク様式の大聖堂の建設がはじまったのは1145年であるが、火災などで何回も焼失と再建を繰り返している。
シャルトル大聖堂の全体を見て見る。他のカテドラルだと彫刻やら装飾やらがもっと高密度に詰め込まれてて、結果的に圧倒的な装飾の重量感があるが、シャルトル大聖堂は割とスッキリ感がある。脇には日時計をもつ天使もいる。正面のスッキリ感とはウラハラに、教会の側面にまわるとそのフライング・バットレスは一本がやけにブ厚くてゴツゴツしてて重量感がある。これがズラリと並んでるんだからすごい迫力。
また、シャルトル大聖堂内にあるステンドグラスは宗教戦争での損失を受けず、中世のままの姿を保っているものが多数残っており、とりわけ「失楽園」や「ノアの箱舟」など作品が名高い。