ロマンティック街道の起点「ヴィルツブルク」。ドイツと言うとライン川クルーズでライン川が有名だが、マイン川の方がドイツ各都市を流れる川としてメジャー。そんな川が流れる「ヴィルツブルク」は、マイン川沿いに歩き、旧市街に入る大きな橋を渡る。この橋は、プラハのカレル橋とちょっと雰囲気が似ていて、橋の両側には銅像が何メートル置きかに配されていて、見応えがある。プラハのように首都でもなく中心部ではないので、さほど混んではいない。そして、橋を渡ると、旧市街に入る。時計台のほか、街の中心の聖キリアン大聖堂、レジデンツ(宮殿)等があるが、レジデンツ(宮殿)は、内部は撮影禁止。
「ヴュルツブルク」は、マイン川の両岸に広がる、面積88平方キロメートル、人口13万人のドイツの古都。ヴュルツブルク市の歴史は古く、紀元前1000年頃にケルト人が避難用要塞を建築したことまでさかのぼれる。2004年はなんと1300周年だった。8世紀から司教座がおかれ、権勢をふるった歴代領主司教のもと町は発展してきた。現在は、バイエルン州ウンターフランケン行政区域の首都となっている。また、ドイツロマンチック街道の起点として、さらにはおいしいフランケンワインの里とて知られている。日本とのつながりも深く、鎖国時代に長崎の出島で活躍した医師シーボルトは、1796年にこの地に生まれ、大学で医学を学んだ後に日本に赴任している。この地で生まれた詩人マクス・ダウテンダイ(1867年~1918年)の名作「琵琶湖八景(Die acht Gesichter am Biwasee)の縁もあって、滋賀県大津市と姉妹都市の関係を結んでいる。また、この町で忘れてならない人物が1895年にヴュルツブルク大学にてX線を発見し、第1回ノーベル物理学賞を受賞したレントゲンがいいる。ドイツ人はみんなX線のことをレントゲン線という。(紹介サイトより、抜粋・転載)