一柱寺は、その名の通り、一本の柱で支えられたお寺。本来は、1049年に建てられた仏教寺院、延祐寺のひとつの楼閣だった。李朝の李大帝が見た夢に起因して建てられたものだそう。その後1105年には一柱寺の周りに池が掘られ回廊ができたが、フランス植民地時代が終わった際にフランス軍が一柱寺を爆破していったため、現在の姿になったのは1955年の修復後である。
一柱寺のお堂に向かうには20段ほどの階段を上る。お堂の名あには4本の手の観音様が安置されている。南国ベトナムらしくお供えものはバナナ。お堂はお参りをするベトナム人でいっぱい。ベトナムでは若い信者も多いのか、若い人の姿もチラホラ見かけた。