「ラハイナ」の街はマウイに訪れた観光客が一度は必ず訪れる魅力的な街。港町「ラハイナ」は、19世紀は捕鯨で栄えた街だった。12月から3月頃には沖に鯨が集まるため、ここから出発するホエール・ウォッチングが人気。この街のメインストリートは、全長約2キロのフロント・ストリート。フロント・ストリートには、気軽に立ち寄れる数多くのギャラリーや、個性的なショップが建ち並ぶ。歩いているだけで楽しい気分になれる通りで、夕暮れ時には美しいサンセットの光景も見ることができ、ロマンチックな雰囲気に包まれる。今なお当時の雰囲気を残したノスタルジックな街並みは、ショッピングやグルメを楽しむだけでなく、古代ハワイの史跡や歴史的建造物などもたくさんある。
この街で、絶対に見ておくべきものといえば、巨大なバニアン・ツリーがまず第一に挙げられる。1873年に植えられ、今ではハワイ諸島で最大のバニアン・ツリーとなっていて、木陰ではフリーマーケットなども行われ、憩いの場となっている。バニアン・ツリーのある広場タウン・スクエアには、他にオールド・コートハウス(旧裁判所)、ウォーター・フロント砦跡、運河跡、政府取引所跡など当時を彷彿させる史跡がたくさん残っている。また、1800年代にこの街に渡ってきた宣教師たちの家、そしてラハイナ・ハーバーの端、海の中にはハウオラ・ストーンと呼ばれる石がある。海に向ってこの石に座り、波で足を洗うと、病気や怪我が治るという言い伝えがあるヒーリング・ストーン。
「ラハイナ」の街はいつも人で賑わっていて、人気のあるこの街は車を停めるのにも苦労するそう。無料の駐車スペースは数多くあるのだが、なかなか空きがない。駐車代金を払って大きな駐車場に車を停める覚悟が必要。