フィレンツェのドゥオーモ前にある「洗礼堂」。八角形の建築で、ドゥオーモ同様、美しい大理石が用いられている。11~12世紀の建築物で、街の守護聖人に捧げられたものだ。ここで有名なのが、正面扉の「天国の扉」だ。元々はブロンズで出来ているのだが、みんなが触って行くために金色になってしまったという。この門には10の聖書の場面が描かれており、左から右に、そして下にさがってまた、左から右に読むそう。見事な扉は一見の価値あり。
ドゥオーモが完成するまではここが聖堂として使われ、あのダンテもここで洗礼を受けたという。内部見学もできるので、ぜひ訪れてみて。