フィレンツェ共和国時代の政庁舎であった「ヴェッキオ宮」。現在もフィレンツェ市の市役所として使用されていて、入口には街の紋章を持った獅子像が飾られている。14世紀初頭のゴシック建築である。内部は2階3階と分かれており、見学することも可能だ。ただし、現役で使用されている市庁舎なだけに、入館のチェックが厳しい。
中庭には「イルかを持つ天使」のレプリカがあり、2階1500年代の間にはヴァザーリ派の絵画が飾られ、3階1200年代の間には天井画やタペストリーがあり、必見だ。
かつての中枢であった場所を見ながら、歴史に思いを馳せてみてはいかが?公開されている部屋は多くはないが、見ごたえはある。