「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会」は、9世紀頃にあったサンタ・マリア・ヴィーニェ礼拝堂が起源であり、1211年にドメニコ修道会の教会として造られた。黒と白の大理石をはめ込んだ美しいファサードを持つ、奥行きは100mもある。内部には、マザッチョによる「三位一体」やギルランダイオの「マリアとサン・ジョヴァンニの生涯」のフレスコ画など見逃せない作品が並ぶ。また、正面左には美術館もあり、ここにもスペイン礼拝堂やストロッツィ礼拝堂など見どころ満載である。
当時、ドメニコ修道僧たちが薬草を栽培し、薬剤を調剤していたのが「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会」のそばに現存するサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局である。