花より男子（コッポダナムジャ）

花より男子はそもそも『マーガレット』で10年にも渡って連載された少女漫画作品。財閥一家の御曹司と一般市民の少女の恋を、コミカルかつロマンチックに描いたラブストーリーです。漫画からアニメ化、台湾でのドラマ化に引き続き、日本でもドラマ化され、さらには2度にわたって映画化されるなどその人気は時を経ても衰えるところを知りません。

そして2009年1月、遂に韓国KBSでもドラマがスタート！開始以来、高視聴率を連続記録するほか、テレビではもちろん、街のどこに行ってもF4のポスターを発見するほどに「花美男」旋風は一気に巻き起こりました。

 

■韓国版「花より男子」のあらすじ＆キャスティング

韓国版では一般庶民の主人公クム・ジャンディがあるハプニングをきっかけに上流階級の人間のみが通える私立学校「神話学園」にスカウトされるところから始まります。学園から浮いた存在のクム・ジャンディはF4に目をつけられ「赤札」を貼られます。集団いじめとF4の理不尽なやり口に怒りを感じたクム・ジャンディは宣戦布告をし、対立するようになります。F4のリーダーであるク・ジュンピョは逆らう者には容赦なく潰す男。しかしクム・ジャンディはめげずにリーダー相手にハイキックをお見舞いします。天下のク・ジュンピョにそんなことが出来る相手はこの世でたった一人。ク・ジュンピョが唯一恐れ、慕う姉とクム・ジャンディが似ていると分かり、だんだんと心が惹かれていきます。一方、クム・ジャンディは非常階段で出会った不思議な青年、ユン・ジフに惹かれていくのですが、ユン・ジフには想いを寄せる相手がいたのです。一方通行のトライアングルに重ねて、「身分差」がクム・ジャンディとク・ジュンピョの恋の行く手を阻みます。

 

牧野つくし（クム・ジャンディ） 「大韓民国の庶民は勝気と根気が無ければ死体だ！」 主人公に抜擢されたのは韓国のコスメショップ「BEAUTY CREDIT」のイメージモデルとしてお馴染みのク・へソン！お人形のように可愛い外見ですが、はつらつ明るく強気な女の子を見事に演じています。役柄のクム・ジャンディはクリーニング屋の娘で、お粥屋さんでバイトをしながら強くたくましく生きる少女。F4の赤札、集団いじめにも、屈せずに堂々と立ち向かいます。

道明寺司（ク・ジュンピョ） 「顔良し、背も高く金もある。こんな俺をどうして嫌いになれる？」 主人公ク・ジュンピョ役のイ・ミンホは新人俳優ですが、彫り深い神秘的な横顔、強い目の光にはカリスマ性を感じさせます。韓国最大の財閥の御曹司であり、神話学園を牛耳るF4のリーダー的存在のク・ジュンピョ。自分の身を守るため、あらゆる格闘技を得ているが幼い頃のトラウマで水泳だけは出来ないという欠点あり。 最強の姉に似たクム・ジャンディに恋をし、強引に迫ります。

 

 

花沢類（ユン・ジフ）	西門総二郎（ソ・イジョン）	美作あきら（キム・ジュン）
「なぜか安らぎ、風変わりで面白く、どこか温かい」 ク・ジュンピョと並んでツートップのユン・ジフ役にはSS501のリーダー、キム・ヒョンジュンが抜擢。中性的で綺麗な顔立ちはまさに王子様ルック！ クム・ジャンディが恋い慕う相手ですが、彼には忘れられない人がいて・・・。クム・ジャンディを影から守り、支える姿に多くの女性が心を惹かれました。	「俺は確かにかっこいい男だけど、良い男ではないよ」 F4の頭脳ともいえる聡明な男ソ・イジョンには、シチュエーションコメディドラマ「思いっきりハイキック」で一躍有名となったキム・ボムがキャスティング。韓国を代表する芸術名家の後継者で、天才陶芸家のソ・イジョン。気障な台詞で女性を口説きます。キム・ボムのクールな演技と大人っぽいスマイルが最大の魅力！	「俺にとって一番美しい愛は友情だ」 新興不動産財閥の後継者でメンバーの相談役的な存在のソン・ウビン役は歌手グループT-MAXのキム・ジュンがキャスティング。面倒見が良く、問題の絶えないF4をまとめるお兄さんのような役柄を演じています。主題歌の「Paradise」はT-MAXの曲でこのドラマで一気にブレイク！歌手兼俳優としてこれからの活躍に注目度大です。

 

2009年1月5日から始まり、第3話ですでに視聴率20％を記録、第10話の放送では30,5%という高視聴率を記録するなど、ブームの勢いを語ってます。日本では4月12日からケーブルチャンネルMnetで毎日一話ずつ放送されていますよ。 

 

 

■こんな裏話も？！

それほどの影響力を与えたドラマでしたが撮影はかなり大変だったようです。相次ぐ事故とそれによる役者の負傷、さらに悲報が重なりました。また、予算をはるかに上回るドラマ制作費のため、全体の収益としては赤字なのだとか・・・。キャスト陣に新人が多いため、準備された予算が少なかったこと、重なる海外取材やセレブたちの生活を表すための小道具、衣装、美術製作費が原因なようです。漫画の世界を現実化するのは大変だということですねぇ。しかし１話１話に2億ウォンという多額の費用がかかっているのですから、そのクオリティ、ゴージャスさは必見ですよ！！

花男最終回を控えた頃、花沢類（ユン・ジフ）を演じたキム・ヒョンジュンのファンが感謝を表して募金を集い、役名ユン・ジフの名義で「美しい財団」に寄付するということもありました。今まで俳優の名義で寄付されることはあっても、役名での寄付は初めてだったといいます。

 

日本の地上波では7～8月にTBSを通じて放映される予定！夏休みに差し掛かるハイティーン層を狙ってのことらしいですね。出演したF4メンバーもそれに合わせての日本での活動を計画中とのこと！日本でF4のメンバーに会える日もそう遠くないですよ！是非おたのしみに！

 

～「花より男子」の撮影場所紹介～