かつては宮廷料理のひとつとされていた「カルビチム」は、牛のカルビを煮込んだ料理で、韓定食のなかの一品として出されることが多い。一般的に骨付きの肉を醤油や砂糖、ネギ、大蒜、生姜、ゴマ油などで混ぜたヤンニョム(調味ダレ)で味付けし長時間寝かせた後、蒸し煮にした料理。長時間寝かせることでタレが沁みこみ柔らかく日本人の口にもよく合う。また同じくカルビチムと呼ばれる料理の中に、豚肉を使ったものもある。地方や家庭によって大きく味が異なる料理でもある。韓国では誕生日やお祝いの席で出されることもある。
大邱(テグ)市では「チムカルビ」と呼ばれ、唐辛子を使った辛い味付け料理として知られている。