半月城は新羅の王宮跡で、第5代娑婆王によって築かれ、935年に新羅国が滅亡するまでの間、新羅の王宮が存在した。周囲800mの城壁が半月形をしている為、半月城と呼ばれている。半月城に向かう道の途中に鶏林という森があり、ここは金閼智の生誕にまつわる伝説の地だという。大樹の枝に金の箱が下がっていた。その近くで鶏が甲高い声で鳴き、箱の中には赤ん坊がいた。その男の子を金と名付け、金氏の系譜が始まったとされている。伝説の森を過ぎ坂道を登ると、城跡らしき台地が見えて来た。建物は無くただの空き地にしか見えない。そのまま先に進むと反対側の林の向こうの崖の下に緩やかな弧を描く川が見えた。下方に見える自然のままの姿の川を見ていると何故か何処かで見た様な錯覚に陥った。河原に降りてみたいのだが、残念ながら道もなく雑草が生い茂っている。諦めて散策路を進むとその先に石氷庫があった。
役立つ情報
中は天然の涼しさがあり、快適です。