海印寺は、新羅時代の僧侶義湘が802年、伽耶山山中に建立したとされる。「海印」と言うのは、三度たたけば願う品物が出る竜王の印を意味する。高麗時代に元に攻め込まれたのを始め、何度か火災に見舞われる。現在の本殿は1817年に再建されたもの。高麗八萬大蔵経版がある所なので「法宝寺刹」と呼ばれる。「八萬大蔵経を納めた伽真倻山
海印寺として1995年に世界文化遺産として登録される。本殿の奥には、世界遺産に指定された八萬大蔵経が収められている。仏教聖典が書かれた8万枚にものぼる木版。このあたりは、雨があまり降らないので湿気が少なくて木版の保存に適しているとの事。お寺自体も、
韓国三宝寺刹の一つに数えられてる立派なお寺。なんたって、法宝宗刹
海印寺って言うぐらい。本殿までの道程の景色も、寺院を彩る
韓国特有の色彩の鮮やかさも素晴らしい。境内には色々な建物があるが、蔵経版殿には係のおじさんが待機する。多分、文化財保護のため。八万大蔵経は、格子越しに見ることになるのだが、そのおじさん曰く、格子に手をつっこんで写真を撮ればいいとの事。
役立つ情報
海印寺には、お土産屋さんをかねたような食堂が、1件あるだけですので、テグを出る前に、駅や、コンビニで、食べ物を買っていったほうがよいと思います。また、西部バスターミナルの横は、市場になっていますので、そこで、海苔巻きを買ったり、屋台も出ていますので、そこで食べるのも手です。
現在写経上を改修中で、10000ウォンで寄進を受けています。寄進しますと、瓦に、願い事を書いて、奉納できます。
信仰の場所ですので、くれぐれも、お参りした後にしましょう。