日本からマレーシアへの直行便はマレーシア航空と日本航空である。マレーシア航空は成田空港に独自のラウンジを持たないため、カンタス航空のラウンジを間借りしている。オーストラリアの航空会社なので、用意されている酒(特にワイン)はオーストラリア産にこだわっていて、超高級酒はないものの、これだけの種類があれば充分だ。食べ物はそれほど種類が多いわけではなく、前菜ぐらいのつまみが多い印象。特にスープがおいしいのでオススメ。
マレーシア航空のビジネスクラスは、フルフラットシート。シート操作ボタンはやけにきめ細かく調整でき、マッサージモードまでついている。午前11時のフライトなので離陸してすぐに昼食のサービス。そして、到着間際には軽食が出される。食事の前菜は、マレーシア名物のサテー。鶏肉とか牛肉とかの串焼きにピーナッツソースがたっぷりとかかっている。少し甘みのある香ばしいピーナツの味が肉と絶妙にマッチ。鶏、豚、牛がそれぞれ2本ずつぐらいあって、かなりのボリュームだ。この後、野菜とテリーヌみたいなのが出てから、ようやくメインのステーキ。機内食なので決して焼きたてではないが、美味しい。カレーの選択も可能で、こっちの量はちょっと物足りないが、本格的なカレーで味は申し分ない。
所要時間の7時間を長いと感じる間もなくクアラルンプールに到着。快適な空の旅である。