王道のマカオ土産が手に入る場所。それが「鉅記餅家(koiKeibakery)」だ。5号店は聖ポール大聖堂からセナド広場へ抜けるお土産屋などが密集しているエリアに位置する。すごい人だかりとなっている。店内にはマカオ名物の杏仁餅(アーモンドケーキ)はもちろんのこと鳳凰巻(エッグロール)や中華菓子、花生糖など、いわゆるお土産が数多く取り揃えられている。ちなみに試食も可能だ。気になったお土産が「澳門特産焼肉乾」。これは牛肉や豚肉と言った肉を5ミリほどの均一の厚さにし、味をつけて焼いたものである。味付けは甘いものから、スパイスの効いたものなどさまざま。一見、ビーフジャーキーのようだが、固くないし、筋も張ってもない。食感としてはサラミに近い。焼きたてでほんのりあたたかい肉を何種類か味見したが、おいしい。おすすめは猪仔肉。1枚750グラムで値段はHK$41。賞味期限は15日である。
(肉類は全て日本持ち込み禁止なので、買った場合は現地で消費すること。)
軽く炙ってそのまま食べてもおいしいが、野菜炒めの具、炒飯、マカオ名物ポークチョップバーガーのようにパンに挟んでもおいしくいただける。もう一つ目を惹いたのが「百花魁」で、とてもキッチュなお土産だ。醤油とドライフルーツを製造する老舗会社の菓子という。見た目も怪しいが、手作り感満点で、中身もかなり怪しい。思い切って食べてみると、プルーンのような味で、思っていたより食べられる味だ。