昔から井戸があって、マカオに居住し始めたポルトガル人に貴重な水を提供してきた世界遺産にも登録している場所なのに、実際行ってみて驚く事になる。広場と言うよりは単なる空き地にしか見えない。井戸らしきものポツリとあった。上は階段になっていて生活臭溢れる民家があった。俄かにおばさん達の話声と台所の生活がリアルに伝わって来る。広場に面して立っている民家がそれなりに絵にはなる。ここは目で見るより絵で見たほうが様になるような場所かもしれない。広場からペンニャの丘方向に登る亜姿井街(リラウ街)はなかなか情緒がある。広場に真ん中に大きな樹が植えられてヨーロッパムードになっていて、近隣の人たちが散歩や会話をしている。会話は広東語だけど中国語混じり。隣にあった建物も広場を中心に雰囲気を保ってくれている。しかし人が住んでいる気配がしない。円卓とベンチが置かれ、ちょっとした休憩にもってこい。湿度余るマカオで快適に過ごせるのは午前中の僅かな時間。