フランス国鉄「サン・ラザール駅」は、パリの主要なターミナル駅のひとつ。なかなか大きな駅で、たくさんの人たちが行き交っている場所である。駅舎は1837年に完成し、パリのターミナル駅の中で一番古いとされている。ノルマンディー方面に向かう特急列車の発着地であり、地下鉄、近郊線の駅でもある。1日の利用客は45万人とパリ北駅についで2番目の規模であるがほとんどが近郊線利用であり、TGVも通っていないため、観光客は目立たず、老朽化が進んでいるためパリらしい華やかな雰囲気はない地味な駅である。
サン・ラザール駅は特に印象派の絵画と関わりがふかく、モネがこの駅を題材に絵を描いており、また、この駅から発車する列車が向かうセーヌ川の町は多くの印象派の画家達によって題材にされている。
またサン・ラザール駅内には4つ星のターミナルホテルがある。